「ねえ、このスライダー怖いよぉ。ね、掴まってていい?」


猫なで声のギャル。



「全く、しょうがねぇなあ」


そんなギャルの様子に、満更でもない様子の男。



そして__、



「なんだよ」



見ず知らずの人と一緒にいる私。
バレないようのに、ため息をはく。



なんでこうなったの?



時は遡り、30分前。




「アハハハ!次どこ行くぅ?」



「んー、どうするぅ?」



友達のアッコちゃんとマイちゃんとサクラちゃんの3人と一緒にプールへ来た。
流れるプールとか、色々楽しんだ。



「あ、じゃああそこのプールは?」



そう言って、指を指す。みんな、一瞬ポカンとした後、どっと笑い出した。



「え、どうし「ミユキだけで行ってくればあ?」



アッコちゃんが言う。