「……波留」



それは…



再会という2度目の出会いだった。




場所を変えて話そうと波留に言われ、近くのカフェに入って店員に案内された奥の窓際の席に向かい合う感じに座った。


席に座ると、歩いたせいか咳が止まらなくなった。



「ゲホォッゲホォッ」



「唯、風邪なの?大丈夫?」



「ゲホォッ…あっゲホォッだ、大丈夫!」


店員が運んできた水を口に含んでゆっくり飲むと少し落ち着いた。