ある日、自分の乗っていた電車が波留と同じ時間だと知った。


電車には人はあまりいなくているのは波留と俺だけだった。


座っている波留は、俺を見かけると軽く会釈をしたから俺もつられて会釈をした。


「ここ、座りなよ」



そして波留は空いている隣の席を軽く叩いた。


ドキドキしながら波留の隣に座った。