5年前の11月23日。


まだあたしと慶吾は付き合い始めてから3週間ぐらいしか経ってなくて、とっても甘い関係だった・・・ようなきがする。



「美玖~慶吾君待ってるわよ。早く降りてきなさい。」



「わかったって!今行く。」



朝、慶吾に迎えに来てもらって、お母さんに呼ばれて、急いで階段を駆け下りる。


そんな毎日が続いていた。



「お、おはようございます。」