帰路を歩く俺達二人の影を後ろから照らす夕日が見せてくれる。







ここには、俺と彼女のふたりだけ。










けど、今俺の隣にいる彼女はさっきまでは違う人のところにいたんだよね?














……あぁ、もう





ほんとう。










参っちゃうよ…。











隠すならもっと上手に隠して






欺くなら欺けばいい。












だから、そんなにわざとらしく








俺がつけてないはずのマークをちらつかせないで……。