「愛理!!ごめんね!!!」










「遥!!!」













ネクタイを緩めた彼氏が階段から私の名前を呼んで走ってきてくれてる。








「待ったよ……?」













彼氏を抱きしめて、そう呟くのは私の中で勝手にある貴方への不信感を埋めるため。


















「ごめんね」









「ううん。行こう」

















………あぁ、また見つけちゃった。










私がつけないはずのキスマーク。