「まあね。ごちそうさまっ!
ちょっと図書室行ってくるね。」

「ほんとに珍しい。馬鹿な愛美が図書室に行くなんて………。」

馬鹿をやけに強調してくる美菜
この毒舌女め‥!


「もう〜〜。馬鹿馬鹿言わないで!
じゃあ、行ってくるね。」

「行ってらっしゃい」


図書室に行くのは、別に本を読もうとかそういう理由じゃない。
ここの図書室は誰も来なくて、一番静かだからだ。