「愛美とんだ災難だったわね………。」

美菜が哀れんだ目で見つめてくる。
今は昼食の時間

名前の順の席で私達は前後だからいつもこうしてくっつけて食べている。


「ホントだよ。やらない人が手を挙げるなんて………。
思っても見なかったよ。」

「あはは、どんまい。」

思わず苦笑いを溢している。


「今日は先輩のとこ行かないの?」

普段昼食を食べてすぐに先輩のところへ行っている。

「あ、うん。やらなくちゃいけないことがあるから。」

「珍しっ!」