「佐伯さん、よろしくね。」

くじ引きで当たってしまった運の悪い山崎くん。
なのに、嫌な顔1つしていない。

これも、人気の理由なんだろうな。

でも、話しかけないでほしい!

女子の方のにらみ方が増したから!


「あ。うん。よろしくね。」

一応返しておく。
可哀想だからね!

無視されて傷つく気持ちは先輩にやられてるから、よく分かるし!


「今日から委員会だからな。」

うわ、最悪だな。

「はい。」

でも、山崎くんは笑顔でそれに返事をしている。
偉すぎる‥‥!