「何してんの?」

神様が舞い降りたような気がした。
頭がボーとしていたせいか、本当に天使の輪が、見えたようが気がした。

「せ、先輩?」

「だってこれ、宮下と福永の仕事のやつだろ。」

宮下先輩と福永先輩とは縄を運ぶはずだった先輩たち。
先輩はちゃんと覚えてたみたいだ。

「そうなんですけど、なんか来なかったみたいで、
そこに通りかかった実行委員の私が捕まりました。」

こうなった経緯をすべて話した。

「ちょっと、そこで待ってろ。」

そう言って何処かに行ってしまった。
一体どうしたんだろう。