「本。」

あ、またしゃべった。

「あ~、間口先生っていう人の推理小説ですよ。」

目をみひらいて、見てくる先輩
え、なになに?
変なことしましたか?

「俺も持ってる。ストーカ……。」

「え?先輩も好きなんですか。それは知らなかったです。
てか、ストーカーじゃありません!
これは小さい頃から読んでいて大ファンなんです!」

流石にそんな先輩の好きな本をリサーチするほど飢えてませんよ!


「ふーん。珍しい。」

「まあ、マイナーっていえばマイナーですもんね。」

ふっと、時計を見ると
げっ、時間がやばい

先輩とこのまま話していたいけどね
流石にまずいから


「では、失礼します!」

先輩がきづいてくれていたことと、
好きな本が同じだったことだけで何だか幸せな気分になった………。


先輩意外と見ててくれてたんですね。


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