自動販売機の近くにあるベンチに腰掛ける。

誰もいないため凄くシーンとしている。
聞こえるのは木の音と風の音だけ。

ベンチからは沢山の緑が見えてすごく綺麗で、暑さなんて吹っ飛ぶ。

美菜にも先輩にも言ってないけど実はここには何回も来ていて、疲れた時とか辛い時にここに来る。

信用してないわけではないんだけど、邪魔されたくない。

ただそれだけだ。


ブラックコーヒーを飲む。

んー、やっぱりこれが一番

私は今どんな表情をしているのだろう。

楽しい顔?
落ち込んでいる顔?

いや、

多分無表情だ。