次の日の昼休み私は行くのをやめた。

「飲み物買ってくる。」

「え?先輩のところ行かないの?」

これには美菜も驚いているみたいだ。

「うん!喉乾いたし行ってくる!」

「あ、ちょっと…」

慌てたような美菜の声が聞こえたけど
これ以上聞かれたくなくて

教室を飛び出した。

ピッ

中庭にしかない自動販売機はみんな面倒くさくて行かないからかなり空いてる。

暑いからか中庭には誰もいなくて穴場スポットである。

頼んだのはブラックコーヒー
甘いものが大嫌いな私はこれしか飲めない。

先輩の前ではイチゴオレとか飲んでるけど本当は吐き気がする。

これが一番おちつくのだ。