ああもうどおでもええわ。

おばはんで結構。


開き直ったあたしは
ソファーに横になり
ポテチをボリボリ食べていた


喋りかけられる。

義政くんに。

『薫ちゃんさっきのメール
なんの無視よ?』

「あ?あ〜..メールね。
なんやった?」

携帯を開きカチカチカチ...

「あっ!あった。ほれ。」

『ん?

[俺も洋楽好きやで〜
hip-hop.RB系が好き]

ってこれ俺が最後に送った
メールやん!』


「せや!返信...
できやんやろ?
このメールに返信したとこで
次は義政くんが
返信できんくなんで?」

『なんでやねん』

「あたしがこのメールに
返信するとしたら
[あたしも]
だけんなるやん。
会話終了やん(笑)」

『はぁ..(ため息)
薫ちゃん冷たいなぁ。
もっと俺とのメールを
楽しんで盛り上げようと
ゆう気はないん!』


「はぁ!?
メールでやりとりして
何が楽しいねんな!
あほらし。
あたしと連絡したいなら
盛り上がる会話がしたいなら
電話してきて!
逢いにきて!
あたしは携帯電話が苦手です!」