マリ宅には
優輝くんもいた。

なぜかマリは化粧してるし。


あたしって無様。

恥をさらしに来たような
もんじゃないの!


「マリ!
なんで優輝くんと
義政くんがいてること
教えてくれやんかったんよ!」

ソファーに座るなり
不貞腐れた顔をしながら
マリに聞く。

『いや、だってあんた
誰とおるかなんて
聞いてこやんかったし
聞かれてないのに
今彼氏といてるけどっ♪
とかいちいち言わへんし。』


そらそうだ。
マリの性格上電話では
必要最低限のことは
喋らない。
あたしと一緒。
聞かれたことに答えるだけ。
聞きたいことを聞くだけ。
言いたいことを言うだけ。

みたいな?


でもさっ、あたしが
こんな格好で登場するって
マリ絶対わかってたやん。
だって今なんか笑うの
我慢してるやん。


「でも優輝くんと
義政くんが来てるってゆうのは
必要最低限伝えとかな
あかんかったんちゃうかなぁ!
あんたあたしが
こんな格好で来るん
わかりきっとったやろって!」



『..........ぶっ(=ε=)』

「え?」



『ギャハハハハハハハ(爆笑)
キャアーッハハハハ!!
ごめーん薫ごめーん(笑)
フフフッ!ちょっと
おもしろそおやなぁ〜思て(笑)
ハァーッ!ハァーッ!
じゃあほんまに
おもろかったわ(笑)
ギャハハハハハ!』



...(-ε-)ケッ