看護師に連れられて行くと、そこはICUでおじちゃんは、何本も管や線で繋がれていた。 『先生、お孫さんがお見えになりました』 「祖父がお世話になってます、孫の陽菜と申します。祖父の容態は?…」 医師から、おじちゃんの病状の説明を受けた。 『今夜がやまと思って下さい。全力を尽くします』 「祖父をよろしくお願いします」 陽菜は医師に頭を下げた。 「おじちゃん…」 陽菜は、おじちゃんの手を握った。