『如月熊蔵さんのご家族の方、いらっしゃいますか?』


「はい、孫です。おじちゃんは?」


『医師からご説明がありますので、こちらへどうぞ』


『陽菜、ひとりで大丈夫か?着いて行っても良いか?』


「てっちゃんも来て…」


陽菜は、照彦と共に看護師に着いて行った。