ともかく、今は社長の所へ大急ぎで向かった。

流石に、駆け足で社長室へ入れはしないけど。。。。。

常識をわきまえ、3回ドアをノックし、「失礼します。」と言いながら部屋に入った。

まではいいのだが、新人社員なため、ここからどうしていいかわからずオロオロ。

そんな私を見てか、見かねてか知らないが社長が「落ち着きたまえ。君を呼んだのは、何も悪いことではないのだから。」

え?悪いことじゃないのー!?

マイナスに考えちゃう私だから、てっきり悪いことだとばかり。。。

私「は、はい。で、こんな私になんの御用でしょうか?」

「君には、第三者機関委員会に入ってもらいたい。」

第三者機関委員会って言うと、私達のいる場所の一つ上じゃないのー!?

私「は、はい?私、入ったばかりですし、ドジでおっちょこちょいです。成績もお世辞でもいいとは言えません。」

「そこがいいんだよ。」

私「はい?」

「誰も完璧な人はいない。最初は皆、成績なんてなく、ゼロから始めるんだ。だから皆、第三者機関委員会に入ってもらうことにしているんだ。もちろん、成績がよければ、その時すぐにとはいかないが格は上げるつもりだ。よろしく頼む!」

私「……わかりました。」

「では、麗華に案内させよう。期間は1ヶ月間だ。」

私「わかりました。では、麗華さん。よろしくお願いいたします。」

麗華「そんな。。敬語はいらないわ。麗華と呼んで?」

私「え、で、でも。。。」

麗華「いいから。。あたしからのお願いよ。」

私「わかったわ。麗華。よろしくね。」

麗華「うん。よろしくね。音羽。」