「まりあ様って、我妻先輩の時だけ、何か接し方が違うよな!」
「話し方です!なんというか、愛梨達と変わらないっていうか!」
猿君と愛梨さんは驚いたように声を上げる。
そんな2人に、私は首をかしげた。
そうかな、意識したこと無かったけど……。
「俺達と話す時のまりあ様は、本当にまりあ様のように神々しいのに、我妻君の時は年頃の少女のよう、という事では?」
「飯島先輩、まさにそうです!」
飯島君の言葉に、愛梨さんも頷く。
神々しい……私、人間だよ?
あれ、でも自然とまりあ様を演じてたのかな。
我妻君には適用されてないみたいだけど。