「「「「やっぱ天然だな(ね)。」」」」

『誰が?』

「「「「天然。」」」」

『??』

何を言ってるんだ?

ま、いいや。

莉沙「明日も学校があるし、はやめに夜ご飯食べましょうか。」

美羽「そうだねっ!」

そうだな。

丁度腹減ってたことだし。

眼鏡「それでは、皆さん席について、自分の食べるものを机に出してください。」

なんで、眼鏡が仕切ってるんだ?

さっきまでは蓮だったのに。

ま、仕切るのが眼鏡でも良いけどね。

「「「「「ミーテ」」」」」

ミーテとは何かを出す魔法だ。

次々にみんなの目の前に夜食が出てくる。

俺一人だけまだ、夜食を出してないからみんなが俺を見ている。

『ミーテ』

俺はケーキとクッキーとパフェを出した。

そう。

俺は超甘党なのだ。

デザートがあれば俺は生きていける。

そのくらい、甘いものが大好きだ。

海斗「え?蒼空、それ食べんの?
すっっごい甘そうだけど。」

『これを食べるんだよ。
俺、超甘党だし。』

海斗「なんか、超以外。
病気になんないの?」

『んー、不思議なことに病気にならないんだよな。』

俺は毎食といって良いほど甘いものばかりを食べている。

なのに、前世でも病気にならなかった。

特殊な体質みたいな?

美羽「早く食べよっ♪」

『ああ、そうだな。
いただきます。』

「「「「いただきます。」」」」

皆が続いて合掌した。

まずはケーキを食べる。

ふわふわのスポンジにほんのり甘いクリームとチョコレートがよく合っている。

極めつけに甘酸っぱいラズベリーがのっていて甘さをより際立たせている。

今、すごいシアワセ~。

美羽「すごい美味しそうに食べるね♪」

蓮「ホントだな(笑)」

莉沙「幸せのピークですって顔してる。」

海斗「そんなに好きなんだな。」

『当たり前。
この世で甘いものより美味しいものはない!』

海斗「じゃあさ、甘いものを作ってくれる女の子のことどう思う?」

『決まってんじゃん、大好きだ。』

「「「「「「っ////////」」」」」」

俺以外のこの場にいる人全員が真っ赤になった。

眼鏡「じゃ、じゃあ甘いものを作ってくれる男子は?」

『勿論、大好き。』

「「「「「「っ////////」」」」」」

??

どうしたんだ?

こうして、学園生活一日目が過ぎていった。