「次は私!
私の名前は''岡山 美羽(オカヤマ ミウ)''だよ!美羽ってよんでね。宜しくね!」

第一印象 背が小さくて元気な可愛い系美人かな。4人の中では1番魔力が低い。

でも、この4人は他の奴らより異常に魔力が高い。

「次はおれ~。
俺の名前は''長谷川 海斗(ハセガワ カイト)''だ。海斗ってよんでくれて構わないぜ。宜しくな~♪」

第一印象 少しチャラいイケメンかな。4人の中で3番目に魔力が高い。

というか、みんな美形じゃない?

俺の''美''に対するハードルが低いのではなく、本当にこの4人は美形なんだ。

まぁ、そんなのはどうでもいいんだけど。

そんなことを思っていると、

「さっきの魔力は蒼空のか?」

と、蓮が言った。

いきなり下の名前でよぶんだな。まぁ、いいけど。

『そうだけど。』

俺がそう言ったら、まわりの奴らが心底びっくりしたような顔をした。

さすがに魔力が高すぎたか?

まぁ、でも神とはバレていないと思うから大丈夫か。

『ところで、なんでさっき莉沙は本当に自分達のことを知らないのか聞いたんだ?』

「あぁ、私たちが魔法界の貴族のトップだからよ。
私たち小崎家が貴族のNo.1で、長谷川家がNo.2、そして岡山家がNo.3よ。」

『へぇ、そうなんだ。』

けっこうというか、すごく有名な人たちなんだ。

「おどろかないのか!?」

海斗がびっくりしている。あとの3人もだけど。

『別に。』

「蒼空みたいなヤツはじめてだ。」

蓮が言った。

『へぇー。』

蓮「すっげぇ興味なさそう。
普通は、驚いたり媚を売ってきたりするのに。」

『蓮たちに媚を売っても、俺に利益はねぇからな。』

蓮「そうでもないかもしれないぜ?蒼空の親の仕事が、関係するかもしれないじゃないか。」

『俺には両親とも事故で死んだから、媚を売っても意味ねぇ。』

蓮「え、そうなのか。
なんか、悪かった。ごめん。」

『いや、気にしてないから全然大丈夫だ。
それに、蓮たちは媚を売られてもそいつらを待遇するようなことはしないと思うしな。』

海斗「よく分かったな、その通りだ!!」

『へぇ。
もう、行っていいか?』