ふぅと大きな溜息を吐いて、私の頭を撫でる。
その大きな手のぬくもりが全身へと響いて来る。


「いつも私を置いて、どちらへ行かれてたんですか?」


やっと、ずっと聞きたくて聞きたくて仕方なかった事を口にした。

これを口にすれば、次々に想いが零れ、あなたを独占したくなる。