ゆっくり目隠ししとった手を退かせて、そのまま京香を俺の方へ向かせて、グッと身体を押し付けた。

京香の後ろは俺の机やから、京香は仰け反るしかでけへん。


「しゃ、社長、近いです。」


ちょっとは焦った顔しとるけど、まだ淡々と喋っとる京香にイラっと来た。

さらに身体を押し付ければ、京香は机に乗るしかない。

机の上のもんがバサバサと下へ落ちていくけど、そんなん気にしてられへん。

机に乗った京香の足の間に滑り込んで、グイッと顎を持ち上げる。

もちろんお互いなんも知らん幼子ちゃうんやから、この状況からこの先どうなるかなんて容易に想像はついて。