「……あっ、いたっ!!」


と、声が聞こえました。


シンデレラ
「……っ、その声は……」


鉄格子の方を振り返ると……

そこには王子様の姿が!


シンデレラ
「王子様っ……」


シンデレラは自分の灰だらけの姿を思い出し、
恥ずかしくて顔をそらしました。

持っていたガラスの靴も、
急いで服の中に隠しました。


王子
「申し訳ない。
こんなところにずっと閉じ込めたままで……」


シンデレラ
「あ……いえっ……」


王子様と顔を合わせられないでいると……