少尉「ありがとう、助かったよ、ブスだけどな、よろしくです」

大尉「え、ブスなんですか」

少尉「ブスじゃないよ」

大尉「ブスって言ったじゃないですか」

少尉「ブスじゃない、ブスじゃない、俺に似て、な」

大尉「少尉に似たら、ブスじゃないすか」

少尉「なにおー」

大尉「落ち着いて下さい」

少尉「ブスじゃないんだよ」

大尉「分かりました」

少尉「ブスでもいいじゃないか」

大尉「どっちなんですか」

少尉「ブスかブスじゃないかなんて主観だろ?」

大尉「その通りです」

少尉「じゃあ、ブスじゃないよ」

大尉「ちなみに少尉はどう思われるんです」

少尉「ブスだよ」

大尉「ブスなんじゃないですか」

少尉「ブスがなんだ」

大尉「ちょっと、ブスありきで、話進めないで下さいよ」

少尉「ブスもいいもんだぜ」

大尉「ちなみに少尉、よく自分の娘さん、そんなブスブス言えますね」

少尉「俺はな、鋼の客観性、ってのが自分のご自慢なんですよ」

大尉「いいと思うんだけどね」