通常の総務の業務に加え、マニュアル作成もスケジュールを調整しながら作成をしてきた。
工場からの新規の型番などの回答がパラパラと揃い始めて変更したり、追加したりして前回のマニュアルと比較しながら直す作業を行ってきた。
だいぶ先が見えてきた、6月が過ぎた頃だった。
「星野センパーイ、歓迎会やりません?」
昼休みに入り、軽いノリで染谷さんがわたしにからんできた。
「どうして?」
「他の課でやったっていう話、同期から聞いたんで」
「でも、他の課は新人が入ったから歓迎会やったんでしょ」
「そうですけど、桐島課長が新しく仲間入りしたじゃないですかー。こういうのはやっぱり総務課で何かしたほうがいいんじゃないかって思ってー」
「ただ牧田先輩がどうなのかな」
ちらりと牧田先輩をみると、机に広げた資料をまとめて机の上の整理をしていた。
牧田先輩ってそういえば、わたしともそうだけど会社の人と飲みに行く話を聞いたことがない。
歓迎会も参加してたけど、知らない間にさっさと帰っていたみたいだし。
「そうですよねー。ちょっと付き合ってくださいっ」
といって、わたしの腕を引っ張って牧田先輩の席へと向かう。
「牧田センパイ、お話があるんですがー」
染谷さんはワントーン落とした声で牧田先輩に話しかけた。
わたしと牧田先輩への態度はきっちりしてるな、と思った。
工場からの新規の型番などの回答がパラパラと揃い始めて変更したり、追加したりして前回のマニュアルと比較しながら直す作業を行ってきた。
だいぶ先が見えてきた、6月が過ぎた頃だった。
「星野センパーイ、歓迎会やりません?」
昼休みに入り、軽いノリで染谷さんがわたしにからんできた。
「どうして?」
「他の課でやったっていう話、同期から聞いたんで」
「でも、他の課は新人が入ったから歓迎会やったんでしょ」
「そうですけど、桐島課長が新しく仲間入りしたじゃないですかー。こういうのはやっぱり総務課で何かしたほうがいいんじゃないかって思ってー」
「ただ牧田先輩がどうなのかな」
ちらりと牧田先輩をみると、机に広げた資料をまとめて机の上の整理をしていた。
牧田先輩ってそういえば、わたしともそうだけど会社の人と飲みに行く話を聞いたことがない。
歓迎会も参加してたけど、知らない間にさっさと帰っていたみたいだし。
「そうですよねー。ちょっと付き合ってくださいっ」
といって、わたしの腕を引っ張って牧田先輩の席へと向かう。
「牧田センパイ、お話があるんですがー」
染谷さんはワントーン落とした声で牧田先輩に話しかけた。
わたしと牧田先輩への態度はきっちりしてるな、と思った。