これは、私が彼と初めてあった頃の物語……
去年の春、私橘みさきは高校一年生になった。
初めての高校生活!楽しみだなぁとぼんやり歩いていたら、いきなりボールが飛んで来て顔面に直撃した。「痛ったたた。なんでボールが?」
すると、おそらくボールの持ち主である男子が慌てて走ってきた。当然といえば当然である。「すいません!お怪我はありませんか?」
見るからに、同級生だ。まぁ、私の不注意だったのでとりあえず「大丈夫ですから気にしないで下さい」と笑顔を浮かべて回避しようとした。たが次の瞬間、体が浮いていた。
彼がお姫様だっこをしていたのだ!そして彼は「いや、でも心配だからこのまま保健室へ連れて行くから!」と言ってニコッと笑って走り出した。私は焦っていたのか周りの視線を感じていたのか顔を熱くして目をつむっていた。
去年の春、私橘みさきは高校一年生になった。
初めての高校生活!楽しみだなぁとぼんやり歩いていたら、いきなりボールが飛んで来て顔面に直撃した。「痛ったたた。なんでボールが?」
すると、おそらくボールの持ち主である男子が慌てて走ってきた。当然といえば当然である。「すいません!お怪我はありませんか?」
見るからに、同級生だ。まぁ、私の不注意だったのでとりあえず「大丈夫ですから気にしないで下さい」と笑顔を浮かべて回避しようとした。たが次の瞬間、体が浮いていた。
彼がお姫様だっこをしていたのだ!そして彼は「いや、でも心配だからこのまま保健室へ連れて行くから!」と言ってニコッと笑って走り出した。私は焦っていたのか周りの視線を感じていたのか顔を熱くして目をつむっていた。