しばらくして、気づけば昼休みは終わっていて、授業は6限の世界史だった。
頭が上手く働いてくれない。
さっきの出来事が頭をグルグルと巡っていた。
どっちから別れ話を持ち出したんだろう?
さっきの様子からすると彼氏の方かな?
広瀬はフラれたってこと?
そう言えば辛そうな顔してたかも。
今日、告ったりしたらなんかイメージ悪いよな…
やっぱ今日はやめた方がいいか?
でも、逃げたくないし…
キーンコーンカーンコーン
そんなことばかり考えていると、6限まで終わってしまった。
それから帰りの準備をして、家に帰るまでの間も、ずっと広瀬のことを考えていた。
それなのに、いくら考えても結論は出てくれない。
今、何をすべきなのか全くわからなくて、俺はベッドに倒れ込んだ。