わかってた

キミの視線の先にいたのは私じゃなくて美幸なんだってこと

キミの好みは

私と正反対の

優しくてかわいい子なんだってこと

何年間一緒にいると思ってんの

ああ……だけど

一緒にいたからなのかな

キミとの関係を壊したくないって思ったのは

自分の想いも伝えられない意気地なしになったのは

『大好きだよ』

そんな一言がのどにつっかえて

出てきてくれない……