「ひかる!どうだったの?!」 自宅に着いた途端、早速母さんに捕まった。 勘弁してよ、今日は疲れたんだ。 そう目で訴えようとしたつもりが案の定届かずで・・・。 「別に、頑張ってきた」 「友達はできた?可愛い子はいたの?」 仕方なく素気ない返しをして諦めさせようとも試みたが 改めて自分の母親の粘り強さに呆気にとられる。 「無理無理。母さん、今日は疲れたからまた話すよ」 そう言い残して逃げるように浴室へ向かった。