「はい、これでオッケーね。」
「あ、ありがとう。」
いつもと変わらず接する茜君。
ちゃんと私もいつも通りに出来てるかな…。
「おれさ、好きな子に告白したんだ。」
「へっ⁉︎」
「でも振られちゃったんだよね。」
「…へ、へぇ〜、そーなんだぁ!」
な、何故このタイミングでその話題を私に振ってくる⁉︎
もしかして、顔に出てたかな⁉︎
それか、見てたのバレてたのかな…
「おれ、小鳥遊さんと須藤見て、いいなぁって思ったんだ。」
「…え?」
「凄い幸せそうで、お互いの事想ってるんだなぁって。」
とりあえず、体育館裏の事はバレてない…ぽい?
てか、私と須藤君…?
お互いの事想ってるって…そんな事無いのに、だって私達は…
「この間おれ、2人が喋ってる時に邪魔しちゃったじゃん。」
「いや、あれは邪魔とかじゃ…」
「その時、須藤にすんげー睨まれたんだよね。」
茜君は苦笑いをしながら言う。
え…何で須藤君が茜君を…?