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「あ、あの…」
「じゃぁ、そうゆう事だから。」
いや、どうゆう事だよ⁉︎という心の中の声はスタスタと歩いていく彼には勿論届かない。
どどどどどどどどどうしよう⁉︎
え?え?これは、私と須藤 彼方は付き合うという方向でしょうか…?
「馬鹿じゃないのっ⁉︎」
教室に帰り先程の経緯を話せばごもっともな言葉が私に降りかかってきた。
彼女は、間宮 奏羅(まみや そら)。
黒髪ロングストレートのおめめぱっちり美少女のお嬢様だ。
その隣には、奏羅と瓜二つの顔を持つ黒髪サラサラショートのお嬢様。
双子の姉、間宮 雨弥(まみや うみ)。
「奏羅、そんなに責めないであげてよ。」
「いやだって付き合う事になってんだよ?」
「成り行きで言っちゃったんだから、しょうがないよねぇ、美沙子ちゃん。」
あ、申し遅れました私、小鳥遊 美沙子と申します。
美少女双子姉妹のお嬢様と仲良くして頂いております。
平々凡々な私が2人と一緒に居るのはおこがましいとは自分でも思っているが、高校に入って最初に仲良くなったのがこの2人だったのだ。
いや最初からお金持ちのお嬢様なんて知ってたら仲良くするどころか近づこうとも思わなかったし!
きっと皆は私と同じ気持ちなんだろう、私達と仲良くしようと近づいて来る者は居ない。
つまり、高校で私の友達は2人だけなのだ。