目を覚ました私は全く知らない所に連れて来られていた。
周りを見渡せば、段ボールなどが沢山置いてあるので何処かの倉庫であるに違いない。
手足が紐で結ばれていてもがいていると、
「あ、目覚めた?」
「解いて。」
「今からオレと楽しい事するんだから。」
そう言って男はニタァと気味の悪い笑い方をする。
…どうしよう、きっと2人とも心配してるよね…
私の思っている事が分かったのか、
「可愛いお友達2人はね、オレのツレと楽しんでると思うよ?」
「…あの2人に変な事しないで!」
「まぁまぁ、こっちはこっちで楽しも?」
そう言って私に近づいて来る男。
どうしよう、雨弥も奏羅も変な目にあってたら…!
早く此処から抜け出して助けに行かなきゃ!
縛られている紐を必死にどうにか取ろうとするがなかなか取れない。
その間にもゆっくりゆっくり近づいてくる気持ち悪い男。
そして私の上に跨り制服に手をかける。
「やめて!離して!」
「いいよぉ、もっと抵抗しなよっ!」
そう言って私のブラウスのボタンをブチブチッと引き裂く。
露わになった私の肌を男はニヤニヤしながら見つめる。
どうしよう…誰か…誰か助けて…。
誰か…須藤君、助けて…