そしてそれからまた1週間が経った。

勿論、連絡はしてない。

いや、しようとは思ったんだよ⁉︎思ったんだけど!

やっぱ何処か面と向かって話す事に躊躇いがあるというか…勝手に気まずくなってるというか…

なんてもやもやしてたら1週間なんてあっという間で。

雨弥や奏羅にも、早く仲直りしなよと呆れられたし…。

はぁ…とため息をつきながら私は今日も1人で帰宅する為下駄箱に向かう。









「え…何で…。」









連絡はしてない。

なのに、何で下駄箱に…いつもの場所に須藤君の姿が…。

やばい、このまま下駄箱には行けない!

そう思い私は踵を返し、元来た道を急いで戻ろうとする。

が、ガシッと腕を掴まれる。










「久しぶり…だね、須ど」

「帰るよ。」










私の言葉には返事をせず、グイグイと腕を引っ張って下駄箱まで強制的に歩く事に。

お互い無言のまま私は靴に履き替え、2人で校門を抜ける。

この状況…ど、どうすれば…。

気安く話しかけれるような雰囲気じゃないし、てかそんな話題今の私には思いつかないんだけど、とりあえずどうすれば!

1人で頭の中でテンパっていると、ピタッと須藤君の足が止まる。

それにつれられて私の足も止まる。










「ど、どうしたの…?」

「何で、連絡くれなかったの。」

「いや…しようとは思ったんだけど…」

「どれだけ待ってたと思ってんだよ。」










須藤君にしては珍しく荒々しい口調。

でもそんな口調とは反して、顔は悲しそうな表情。










「ご、ごめ」

「そんなに俺の事嫌いになった?」









…え?