「えーっと、色々…?」

「色々って何。」

「いや…その…」











段々とイラついたような声になっていく須藤君に私はもっと口籠る。

どうしよう…こんなに詮索されると思ってなかったから何も考えて無かった…。











「…俺、何かした?」

「え?」

「1週間会えないし、美沙子の様子おかしいし。」










そう言う須藤君の表情はどこか悲しそうで。

そんな表情させるつもりじゃなかったのに…。

私が何も言えないでいると、










「…もういい。」

「へ?」

「帰れるようになったら連絡して。」










何処か突き放すような声色で言った後、須藤君は行ってしまった。

…確実に怒ったよね。幻滅もされたかな。

そもそも私には何も期待してないか。

このまま私が一緒に帰ろうと言わなかったら、もう終わりなのかな?

こんな事を思うような性格だから、須藤君も私に手を出したりしないんだろうな。

それにもっと可愛い子なんていっぱいいるし、そうだ、下駄箱で須藤君に話しかけてた年下の子、可愛かったな…。

きっと須藤君はああゆう子とイチャイチャしたいんだろうな…。

…何考えてんだろ、私。最低だなぁ…