しばらく3人で他愛もない話をしていると、そう言えばさぁ…と広田君がこちらを見る。









「彼方ってさぁ、やっぱ上手いの?」

「?」

「真純。小鳥遊さんに聞く事じゃないだろ。」

「だって、彼方本人に聞いたら怒るじゃんー。で?どうなの?」









目をキラキラさせながら私を見つめる広田君。

…えっと?何の話だ?

一条君は何の話か分かってるっぽいけど…。








「えっと…何が?」

「何が?って!何?照れてんの?」

「いや照れてるとかじゃなくて…」

「あー、じゃぁ、どれくらいのペースでヤッてんの?」









にやにやしながら質問を変える広田君を見て一条君はため息をつく。

…やる?何をやるんだ…?









「御免、やるって何を?」

「何を…て。そりゃ男と女がする事と言えばセ」

「真純。彼方に怒られるよ。」









私は一瞬頭の思考を停止して、広田君の言ってる意味が分かりサーっと血の気が引く。

こ、この男…!平然と何聞いてくるんだ!









「馬鹿じゃないの⁉︎そんな事聞かないでよ!」

「えー、だって彼方教えてくれないんだもんー。」

「そんなの当たり前でしょ!」









こいつの頭は本当真っピンクだな!

そんな事考えてる暇あったら、勉強しろタラシ男!