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それから数日経ったある日。
いつも通りHRが終わった後、下駄箱に向かったがいつもある須藤君の姿が見当たらない。
その代わりに、この間見た子達ではない年下であろう女の子達が私のクラスの下駄箱の近くに屯している。
「いつもこの辺りにいるんだけどなぁ。」
「今日は居ないね…」
「あ、もしかしたらいつもの校舎裏の所じゃない?」
「そうかも!行ってみる?」
そんな会話をして女の子達はキャッキャッ言いながら第2校舎裏の方向に走って行った。
…確実にあれって須藤君の話だよね…
この間の子達と違う子って…これは想像以上に須藤君が人気者になってる…
私はため息を吐きながら靴を履き替える。
それよりも須藤君どうしたんだろ。
いつも一緒に帰れない日は連絡くれるはずなんだけど、今日は何もきてない…。
「先に、帰っちゃった?…っと。」
私は須藤君にメッセージを送った後、いつも須藤君が待ってくれている定位置に私も待つ。
少し待って返事来なかったら帰ろう。
そう思いながら私は携帯を握り締めて須藤君が来るのを待つ事にした。