夜に帰って来て、何となく携帯を見る。
「うっそ!」
電話は10件、メールが20件。
何じゃこりゃ・・・。
怖すぎ。
怖すぎて見る気も起きなかった。
朝、学校に行って靴を履き替えていたら、目の前に誰かが立つ。
「おい、なめてんのか」
高島かぁ。
「朝から何ですか?嫌がらせですか?」
「何で電話にもメールにも出ねぇんだよ」
そのことか、言われると思ってたけど。
「あんたが勝手に登録したんでしょ?そもそも、出るか出ないか、送るか送らないかは私が決めることなんで」
高島を避けて通ろうとしたら、肩を捕まれ下駄箱に押し付けられて顔を近づけてきたのを避ける。
「避けんな」