「そろそろ教室いかないとね!」

和香ちゃんのその一言でわたしたちは教室に移動した

ついに教室の前

「うぅ~…緊張するよ~…」

「…緊張しすぎ…」

「だ、だって~…健ちゃん~(泣)」

「もう!小鳥ったら!もっと自信もって!!」

和香ちゃんたちに応援してもらいながら

健ちゃんたちと別れ

教室に入る

ガラガラガラッ

「あ、小鳥!座席表見とこ!」

「…うん!!」

いつも明るい和香ちゃんに助けてもらいっぱなしだな~

なんて思いながら座席表を見に行く

「「あ!席近いね!!」」

…和香ちゃんとハモった(笑)

その後自分の席に移動して

和香ちゃんと座って話していると

「お!隣の席の子?」

と、地毛かな?

ちょっと茶髪の明るい男の子が話しかけてきた

「…っ!あ、うん!」

頑張って返事をすると

「そっか!!」

って笑顔で

「俺は 田口 琉維 ー タグチ ルイ ー

よろしくね!!」

田口君か…

「あ!わたしは…は、羽多野小鳥です!」

「ちょ、敬語とか!小鳥ちゃんって呼ぶね!」

「…うん!!よ、よろしくね…た、田口君!」

「えー、名前で呼んでよ(笑)」

「えっ…えぇ、る、琉維…君…??」

「そ!よろしくね小鳥ちゃん!」

「うん…!」

よ、よかった…いい人だ!