折れてしまいそうなほど月子の体は柔らかくて抱き心地が良かった
「喜んで頂けて良かったです。また、永倉さんに差し上げてもいいですか?」
「何個でも受け取ってやる。その代わり、俺だけにくれよな?」
「そんなに嬉しかったんですか?何個でも折ってあげますよ。」
月子は俺に声を届けようとしたのか耳元でそう囁くよに告げた
その声がとても色っぽく感じて今にでも月子を俺の物にしたいという気持ちが高ぶった
それをしたら確実に月子に嫌われるためなんとか理性を保たせた
「永倉さん…?」
だけど少し耐えられなくて月子の首元に軽く唇を落とした
「ひやぁ…っ。く、くすぐったい…です…っ。」
月子は無自覚なのか男をその気にさせるような声を出した
「ちょ、ちょっと、永倉君!!」
帯に手を掛けようとしたところで山南さんに無理矢理止められた
「…っは!ごめん!」
俺は月子から遠ざかり謝った
「…?何がです?」
そういうことがわからないのか月子は首をかしげた
「…はぁ。山南さん、こういうことは教えてないのか?」
「えぇ、知ってるだろうと思ってまして。」
「じゃあ、俺が教えて…、」
「駄目ですよ。コレはまた今度ゆっくり教えるとします。だから、それまでは変なことをしないように気を付けてくださいね。」
「…あぁ。」