「えーっと…… どーゆー状況?」 ガタイのいい男の子が声を出した。 その声に、私の体はビクッと 反応してしまった。 「神谷…? なんか、あったのか……?」 ガタイのいい男の子は、当たり前のように 私に話しかける。 全てを話せばいいものの、 私の体は正直だった。 何かに縛りつけられたように、 体が動かなかった。