ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「はい、どうぞ。 ……ちょっとは落ち着いた?」 春香はジュースを私に差し出し、目の前に座った。 「うん、落ち着いた。ありがとう」 ジュースを一口飲む。 「で、話してくれるんだよね?」 春香の目を見つめる。 「もちろん。ありさには、悪いと思ってる。 だから、こうやって話そうと思ったんだ」 春香の言葉を待つ。 「実はね………」