□■□■□ 次の日 それから何故かお昼休みになると 速水さんは、足早に教室を出て行くようになった 今までお昼はクラスの男子と食べることが多かったのに 一体、どういう風の吹き回しなんだろ? 「なんかありそうだよね?」 お昼を真結と一緒に食べながら どこかに行ってしまった速水さんを目で探す 望月慧に近づいてないといいんだけど それが唯一の心配ごとだった この間のことといい 完全に望月慧に気があるのは、一目で分かった