「俺のことは慧って呼んでくれていいから。
俺も亜樹って呼ぶし」



こうやっていろんな女の子を手玉に取って行ってたんだろうな〜…



「うん」






「じゃあ早速、お昼食べよっか」


パンが入っているであろう、コンビニの袋をどこからか出してきた望月慧



うちの学校のお昼休みは40分もあって




今でも15分しか経っていない



「そうだね」





と言っても、私



「お昼あんまり食べないんだよね
今日だって持ってきてないし」



「えっ⁉︎そうなの⁈
それはダメだな。俺の半分こしようぜ」




パンを袋から出して


半分に割ってくれる望月慧