私は後ろから背中を押されて
ついさっき開いた扉から、教室の中に
急に後ろを押されたので
バランスを崩してしまい、その場に倒れこんでしまった
「はっはっは…
こんなに上手くいくとはな」
さっきの男がニヤニヤ笑いながら何かを言っている
「何を…言っているんですか?
私を探していたのって…?」
ニヤリと口角を上げる男
その表情で私は嵌められたことに気がついた
「やっとお気づきになりましたか?」
一歩一歩近づいてくる男
それから逃げるように引き下がる私
「おい、そっち掴んでろ」
1人がもう1人に指示を出す
グイッ
「きゃっ!」
私の両腕は簡単に男に掴まれてしまい
逃げ場を失ってしまった