あれは2年生の冬。


私は軽いいじめにあっていた。


正直辛かったけどなんか辛いってことに慣れちゃってた。誰かに相談したりもしなかった。ていうか誰かに相談するっていう選択肢も自分の中にそもそもなかった。


自分でも「大したことない」「私は大丈夫」って言い聞かせてた。


でもきっと誰かに気づいて欲しかったんだと思う。


そんな私の気持ちに、私よりも先に気づいてくれたのが大橋先生だった。