「仕事から疲れて帰ってきた時、鍵をかけ忘れて誰かが入ってきたの…。
もしかしたら、泥棒かお隣さんかもって思ったけどっ。けど、覗いたら、元彼のアイツが…ナイフをもってあたしに振りかざした…っ!!」

「もしかして、別れが嫌だったから…とか?」

「…わかんないっ。でもあたしは今日殺された…っ。」

女性は泣きながら話した。
そして、サラリーマンの人が
事故で自分が引かれた。
でも死んでるかどうかはわからないと言った。

そして、8歳くらいの女の子と男の子がこたえた。

「私達も車で引かれたの…。」

「えっ。」

「怖かった…。でも今は僕らは生きてる。もしかして、助けてくれたのかなって…。」

みんな、今日は自分が殺され、事故で死んだってことは、
同じ日に同じ時間で…。

「…私達は何のために…誰かがここへ呼んだ…?」

私はわけがわからず、そう言葉にした。

「同じ日に同じ時間…。何か意味があるのかもしれないな。確かに俺達は何の目的で誰かが何のために呼ばれたのか…、答えはあるかもしれない。」

須川は考えながらそう謎解きのようにこたえた。

「答え?問題のようにしないでくれる!?あたしは殺されたのよっ!?」

女性は顔を真っ赤にして須川に怒鳴った。

「それがどうした?死ぬなんて誰でも怒る。同時にここへ来る人なんていっぱいいるんだから。怒鳴るなら自分で犯した罪を償え。」

「はーぁっ!?なに決め台詞みたいに語ってんのよっ!!あたしが何したってゆーのよっ!!応えなっ!」

これでもかってくらい、女性は息を切らして怒鳴った。
須川は涼しい顔でチラッと女性を睨んだ。

「なっなによ…。」

「あんた、忘れたフリをしてるだろ?
俺は知ってる。あんたが償わなければならないことを。言ってやろうか?
みんなの前で。」

「…っ!!なんなのさっ!あたしは何もやってない!!」

「じゃ、2つ質問をする。」

「…いーわよ…」

須川…、あんた何を…。