ズル……ズズ…、
ズズズ…、
ズルズル…。


………………………………。

…………………。


何かを引きずってる…?

なんだ…?

そして、



???<ここか…?>

???<ぁあぁ…。>


誰かいる!?
私達の他に、
誰かが…。

「っ!助けが来たんだわ!!誰か
!!!!」

女性はとっさにドアの方へ走って、
ドアを開けた。

私は予想してたのかもしれない。
だって、

これ、

罠じゃん…?


<………>

「…ぁ、あぁぁ……」

「っ!!!!!!???」

なにあれ…。

スライムが腐ったようなドロドロと
何かの胃液の物がスライムの体の中に動いてる。
こんなの初めてみた。

現実!?
ううん、現実にこんなのいるはずがない。
むしろ架空みたいだ。

どうする。
この状況。

もしかして、
私達、食われるの?
そこで終わりなの!?

そんなの絶対嫌だっ!