3年生女子は慌てて校舎の方へ逃げていった。 「栗山、大丈夫か?」 「あ、うん。...慣れているからね」 「嬉しかった」 「え?」 「お前が、 『高橋蒼汰はいらないから好きにして』 って言うんじゃないかと思った。」 「祐樹でも高橋蒼汰でも どっちでもいいみたいな そんな軽い気持ちの人に恋愛する資格はないよ。 この人じゃないとダメだって 思うくらい好きになるのが恋愛でしょ?」