「彩花!おはよっ!


急がねーと遅刻すんぞっ!」



坂本祐樹。



実は私の彼氏です!



祐樹もいつも時間ギリギリ。





だから毎日学校の校門らへんで会う。




偶然というよりは2人が合わせて来ている感じ。





「おはよ〜!祐樹!」




「なに呑気に歩いてんだよっ!



ほらっ!手貸せ!」



そう言って差し伸べられた手。




私の大好きな手だ。




この大きな手で私を包み込んでくれる。